共和党が調査
マイケル・アンドレッティが率いるキャデラックのF1参戦計画プロジェクトは、一部のF1チームや関係者から、既存チームの収益分配に影響を与えるとの懸念から反発を受けている。計画を妨害しているとされるF1側の「反競争的行為」について、アメリカ共和党が調査を推進していることが報じられている。
1978年のF1ワールドチャンピオン、マリオ・アンドレッティは、息子マイケルが携わるキャデラックF1プロジェクトについて、「これ以上道が閉ざされていないことを願う」と語った。
オランダのジャーナリスト、ジャック・プルーイ氏は、「現在のF1界では多くのことが起きている」と述べている。具体的には、F1の運営会社であるリバティ・メディアのCEO、グレッグ・マフェイ氏が辞任することが報じられ、F1のCEOであるステファノ・ドメニカリ氏もMotoGPに移籍する可能性が浮上しているという。この動きについてプルーイ氏は、「すべてドナルド・トランプの勝利と関係している」と指摘した。
選挙前、アンドレッティ-GMチームの参戦計画をブロックするF1の反競争的な行為に関する調査を推進していたのは共和党であった。そして現在、リバティ・メディアのマフェイ氏に続き、マイケル・アンドレッティもアンドレッティ・グローバルの前線から退いたことで、F1参戦に向けた舞台裏の解決が進んでいるとの見方が強まっている。
ドナルド・トランプjrとマリオ・アンドレッティ
マリオ・アンドレッティはイタリアの「Autosprint」誌に対し、「政治は私にとって優先事項ではない」と語りつつ、「市民としての義務を果たし、公共政策に無関心ではない。だからこそ、ドナルド・トランプがホワイトハウスに戻ったことを嬉しく思う」とコメントした。さらに、マリオはトランプの息子ドナルド・ジュニアと親しい関係にあることを明かし、プルーイ氏も「共和党の支援を受けてF1界に攻勢をかけている」と述べた。
一方、マイケル・アンドレッティについてマリオは、「彼は現在62歳であり、自分自身の時間を持つことも悪くないだろう。しかし、もし彼の存在がアンドレッティ・グローバルとF1との対話を阻害する要因であるならば、この変化はより良い状況をもたらす可能性がある」と語った。