4度のF1ワールドチャンピオンであるセバスチャン・ベッテルが、F1パドックにレッドブルとともに戻ってくる可能性が浮上している。ただし、その具体的な役割については「まだ見えていない」という。

F1 2022年シーズン末で現役を引退したベッテルは、現在レッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコと話をしていることを明かした。

ベッテルは、F1キャリア初期の7シーズンをレッドブル系チームで過ごした。トロ・ロッソ時代には2008年のイタリアGPで劇的な初優勝を果たし、その後レッドブル・レーシングに昇格。2010年から2013年までの4年連続でタイトルを獲得し、特に2013年には年間13勝を挙げて圧倒的な強さを見せた。

しかし、2014年にドライバーズランキング5位に後退したのを機にフェラーリへ移籍。2度の年間2位を記録したが、タイトルには届かず、アストンマーティンでの2年目となる2022年に引退を発表した。

それでもベッテルは、F1への復帰について「絶対にないとは言わない」と語っており、現在もマルコと連絡を取り合っていることを認めている。ただし、マックス・フェルスタッペンの次のチームメイトになるわけではない。

sport.dで次のように語っている。

「最近いくつかの見出しが出ているけど、僕は今もヘルムートととても良い関係を保っている。そして、この件についてもやり取りをしている。まだ深く本格的ではないけど話はしている。何らかの形で関わる可能性はあると思っている」