
ランス・ストロールは、オランダGP予選で最初のアタックラップ中にクラッシュを喫し、その直後にメディアブースで記者からの質問を受けている最中に立ち去った。
ストロールにとって、週末2度目のアクシデントであり、強力なスタートポジションを狙えるはずの週末に暗雲が立ち込めた。アストンマーティンはここまで非常に好調な走りを見せていただけに、その落胆は大きかった。
アストンマーティンのランス・ストロールは、FP2でマシンを大破させた翌日に再びクラッシュ。予選の初アタックでマシンを失い、怒りを隠しきれない様子だった。ストロールはメディアに対して、
「本当にフラストレーションが溜まる。言うことはそれだけだ。悔しい」
とだけ答えた後、チームの好調ぶりについて記者に質問される途中で立ち去った。ストロールはタイヤを芝生に落としたことでマシンがコントロールを失い、グラベルを抜けてバリアに激突したと説明した。
アストンマーティンのクルーは、FP2での大クラッシュ後に夜通し作業を行い、マシンを予選に間に合わせた。FP2ではバンクの効いたターン3でマシンの右側を大きく損傷させており、その修復は大仕事だった。ストロールは週末に入ってからのマシンの速さに自信を示しており、
「本当に強い予選になりそうだった」
と振り返ったが、その言葉とは裏腹に結果は最悪の形で終わった。ストロールの苛立ちは、チームの現状を考えれば当然だ。アロンソとストロールはドライバーズランキングでそれぞれ11位と12位につけているが、焦点はコンストラクターズ選手権にある。アストンマーティンは現在6位だが、ザウバーに1ポイント、レーシングブルズに7ポイントしか差をつけていない。
この僅差は一度のレースで簡単にひっくり返る可能性がある。しかもザントフォールトではマシンが好調を見せており、ストロールのノーポイントは大きな痛手となる。FP2でクラッシュしたセッションでは、アロンソが2番手タイムを記録していたほどだった。
日曜の決勝ではアロンソが10番手から、ストロールはタイムを残せず最後尾20番手からスタートする。