キャデラックは、2026年にF1グリッドに初参戦する際のドライバーとして、グランプリウィナーのセルジオ・ペレスとバルテリ・ボッタスを起用することを発表した。

ゼネラルモーターズの支援を受け、元マルシャのスポーティングディレクターであるグレアム・ロウドンが率いるアメリカの新チームは、来季からF1の11番目のチームとして参戦する。

キャデラックは経験を重視し、通算527戦のグランプリ出走と16勝を誇るペレスとメルセデスのリザーブドライバーであるボッタスを複数年契約で獲得した。

「ボッタスとチェコのような非常に経験豊富なレーサーを迎えることは、我々の強い決意の表れだ。彼らはF1であらゆる状況を経験しており、成功するために必要なものを知っている。だがそれ以上に重要なのは、チームを築くとはどういうことかを理解している点だ」

とロウドンは語った。

「彼らのリーダーシップ、フィードバック、戦いの中で磨かれた直感、そしてもちろん速さは、このチームを立ち上げる上で欠かせないものになる。協力と理解を示してくれたメルセデスのチームにも心から感謝したい」

ベテランの二人にとっては、昨シーズン末にレースシートを失って以来の劇的な復帰となった。両者とも35歳で、再びグランプリの舞台に戻ってくる。