- マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)
- シャルル・ルクレール(フェラーリ)
- オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
- ジョージ・ラッセル(メルセデス)
- ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
- カルロス・サインツ(フェラーリ)
- フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
- 周冠宇(キック・ザウバー)
- ケビン・マグヌッセン(ハースF1チーム)
- ランド・ノリス(マクラーレン)
- バルテリ・ボッタス(キック・ザウバー)
- ルイス・ハミルトン(メルセデス)
- 角田裕毅(RB)
- リアム・ローソン(RB)
- アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
DNF. ニコ・ヒュルケンベルグ(ハースF1チーム)
DNF. セルジオ・ペレス(レッドブル・レーシング)
DNF. ランス・ストロール(アストンマーティン)
DNF. フランコ・コラピント(ウィリアムズ)
フェルスタッペン、波乱のカタールGPでルクレールとピアストリを抑えて優勝 セーフティカー3回の激闘レース
マックス・フェルスタッペンがカタールグランプリで見事な勝利を収めた。レースはセーフティカーが3回登場する波乱の展開となり、多くのアクシデントが発生したほか、ランド・ノリスがペナルティを受けて表彰台争いから脱落するドラマチックな内容だった。
フェルスタッペン、スタート直後に首位を奪還
予選中のインシデントにより1グリッド降格のペナルティを受けたフェルスタッペンだったが、スタート直後から闘志を見せた。ターン1ではジョージ・ラッセルとランド・ノリスを抑えて首位に立ち、激しい戦いを制した。
しかし、その後のレースは順風満帆ではなかった。1周目にフランコ・コラピント、エステバン・オコン、ニコ・ヒュルケンベルグが絡むクラッシュにより、セーフティカーが早くも登場。これが57周のレースの最初の波乱となった。
セーフティカー再スタート後の激闘
2回目の再スタートではノリスがフェルスタッペンに迫り首位を狙ったが、フェルスタッペンは冷静に対応し、その座を守り抜いた。レース終盤には、ノリスが黄旗区間で減速しなかったとして10秒のストップ&ゴーペナルティを科され、彼の表彰台の可能性は消えた。
表彰台とポイント争いの結果
フェラーリのシャルル・ルクレールがフェルスタッペンに次いで2位でフィニッシュし、トップとの差は6秒だった。マクラーレンのオスカー・ピアストリが3位で表彰台を獲得した。メルセデスのジョージ・ラッセルは4位となり、チームのポイント獲得を一手に担った。
アルピーヌのピエール・ガスリーはカルロス・サインツの猛追をかわし、5位でフィニッシュ。フェラーリのサインツはレース序盤のパンクを克服して6位となった。一方、アストンマーティンのフェルナンド・アロンソが7位でポイントを獲得。
キック・ザウバーの周冠宇は今シーズン初のポイントを8位で獲得し、Driver of the Dayにも選ばれる活躍を見せた。
ハースのケビン・マグヌッセンが9位でフィニッシュし、ノリスはペナルティを受けながらも10位で最後のポイントを手にした。キック・ザウバーのバルテリ・ボッタスは11位で惜しくもポイントを逃し、メルセデスのルイス・ハミルトンは2度のペナルティにより12位と不本意な結果となった。
ソフトタイヤにスイッチして賭けに出たRBの角田裕毅とリアム・ローソンは、ペースが上がらずそれぞれ13位と14位でレースを終えた。
リタイアとその他の結果
リタイアは5台発生し、ハースのヒュルケンベルグがグラベルでスタックして脱落。レッドブルのセルジオ・ペレスもスピンによりリタイアした。また、アストンマーティンのランス・ストロールは1周目のアルボンとの接触でダメージを受けてレースを終え、コラピントとオコンもヒュルケンベルグとの接触によりスタート直後でレースを終える形となった。