フェルナンド・アロンソが、F1の週末フォーマットに対する批判を再び強調した。特にカタールGPでのスプリントレースが単調だったことを受け、現在の予選形式に改善が必要だと訴えた。


スプリントレースの退屈さを指摘

カタールGPのスプリントレースは高速コーナーが多く、オーバーテイクが難しいことで「退屈」と評された。この点について、43歳のアロンソは次のように語った。

「このサーキットではオーバーテイクが難しい。スプリントレース後にスペインの記者たちにそう話した。でも、問題はサーキット自体というよりもフォーマットにあると思う。
Q1、Q2、Q3で構成される予選では、常に最速のドライバーが前に出て、レースでもその順番のまま終わる。私たちは11番手スタートで11番手フィニッシュだった。このフォーマットは改善が必要だ。」


「一発予選」への回帰を提案

アロンソは以前から、一発勝負のシングルラップ予選への回帰を望んでいることを明らかにしてきた。この形式は過去に導入されたものの、ファンの支持を得られず廃止された経緯がある。

「逆グリッドをやりたくないのであれば、それは特にトップチームが反対するからだろうけど、あるいは予選形式をもっと興味深いものにしたくないのであれば、たとえば一発予選とかね、後方のチームには多くのチャンスが巡ってこない。特に土曜日は、結局日曜日のグランプリの最初の数周を繰り返しているだけだ。
今までどのサーキットでもそうだった。唯一、ブラジルだけがポジション争いが多かったのは、そこではタイヤの劣化が激しく、いろいろなことが起きたからだ。」


日曜日のレースも同様に単調と予想

アロンソはまた、カタールGPの日曜決勝も同じように盛り上がりに欠けると予想している。

「おそらく同じような展開になると思う。みんなワンストップで行くだろう。ただし、スプリントの40分ではなく、1時間半になる。だから、観戦を考えている人たちは、何か食べ物を用意しておくといいね。」
と、冗談交じりに語った。


まとめ

アロンソの提案は、現行の予選形式が競争の多様性を欠き、特にスプリントレースでの変化をもたらせていないという点に焦点を当てている。一発予選の再導入や新しいフォーマットの検討が、レース週末全体のエンターテインメント性を高める一助となるかもしれない。今後、F1がこの提案にどのように応えるのか注目される。