
角田裕毅加入の噂が浮上したところで、アストンマーティンは2026年のドライバー体制を「追って発表する」とコメントした。リザーブのフェリペ・ドラゴヴィッチが今冬からアンドレッティのフォーミュラEでフル参戦することになり、チームのバックアップ体制に空白が生まれる。
2026年からホンダ製PUへ切り替えるチームにとって、長年ホンダ支援を受ける角田は論理的な候補になるという見立てが一気に強まっている。
アストンマーティンは臆測を否定も肯定もせず、正式発表を行う旨のみ示した。来季以降のシートが不透明な角田にとって、ホンダとの強固な結び付きはアストンマーティン行きの橋になり得る。ドラゴヴィッチの離脱で開いたポジションを、開発力とシミュレーター適性で埋められる人材は限られる。アロンソとストロールの布陣を崩さずに2026年へ布石を打つなら、角田裕毅の起用は競技戦略的にも商業的にも合理的だ。