フランス人ドライバー、アイザック・ハジャーが2025年シーズンのF1参戦を果たすことが正式に発表された。ハジャーは日本人ドライバー角田裕毅と共に「レーシングブルズ」のマシンを駆ることになる。この発表により、2025年のF1グリッド20席がすべて確定した。

ハジャーは、ブラジル人のガブリエル・ボルトレートに次ぐF2選手権2位という成績を引っ提げ、F1への道を切り開いた。※2024年は選手権2位・4勝・表彰台7回・入賞14回

ハジャー起用の背景

レーシングブルズのチーム代表であるローラン・メキーズは、ハジャーの成長とポテンシャルを高く評価している。

「イサックのF1までの歩みは、まさに驚異的であった。ジュニアカテゴリーで見せた成績の数々は目を見張るものがあり、彼の才能と意欲がF1という最高の舞台で戦うにふさわしいと確信している。彼が速やかに適応し、大きなインパクトを残してくれると信じている。イサックと裕毅は素晴らしいコンビになるだろう。」

ハジャーのコメント

アイザック・ハジャー自身も、F1参戦への喜びと覚悟を次のように語った。

「カートからジュニアカテゴリー、そしてF1までの道のりは、これまでの人生で目指してきた目標そのものだった。これは夢の瞬間である。」
「遥かに速いマシンを操り、世界最高のドライバーたちと競うことは、全く新しい世界に足を踏み入れるようなものだ。大きな学びの場になるだろうが、全力で努力し、チームのためにベストを尽くしたい。」

「レーシングブルズ」名称の正式化

この発表により、レーシングブルズというチーム名が正式に使用されることも明らかとなった。チームは2024年シーズン中「RB」という略称を使用していたが、正式名称である「レーシングブルズ」が2025年から公式に採用される。

チームのCEOであるピーター・バイヤー氏は先月、この変更について次のように説明している。

「今年の間、常に『RBは何の略だ?』と問われてきた。そして今、それを正式に明らかにすることにした。RBとはレーシングブルズを意味しているのだ。」

この新名称は、先週発表されたFIA公式F1エントリーリストにも反映されている。

まとめ

2025年シーズンに向け、イサック・ハジャーが最後の空席を手に入れ、F1グリッドのラインアップが確定した。レーシングブルズの新たなペアであるハジャーと角田裕毅が、どのようなパフォーマンスを見せるのか注目が集まる。