角田裕毅は、マイアミ・グランプリでの5秒ペナルティによって「自分で自分をかなり苦しめてしまった」と認め、最終的に10位で最後のポイントを守るために、より大きな努力が必要になったと語った。

グリッド10番手からスタートした角田は、序盤でポジションを1つ上げたが、ピットストップ時にピットレーンでの速度違反が調査される事態となり、最終的に5秒のタイムペナルティが科された。

その後、レースの大半で10位を走行し続けた角田は、ポイント圏内の最後のポジションを守るために、11位を走るレーシング・ブルズのイザック・ハジャーとの差を広げ続けるという試練に直面した。

この試練を最終的に乗り越えた角田であったが、レース後には決して容易な展開ではなかったと認めている。

「確かに、元チームメイトは僕を楽にさせてくれなかったね!
ラスト10周で彼のペースがかなり上がってきて、僕も十分プッシュしていたけど、彼がまた追いついてきたんだ。本当にタフだった。でも、やるべきことをやって、自分のペースを最大限に引き出したよ。」

「明らかに、あの5秒は僕自身のせいで、必要のないものだった。だから余計に自分を苦しめたね。
ポイントを取れたのは嬉しいけど、自分のペースには満足していない。それにチームとしても全体的にペースが良くなかったと思う。僕だけじゃなくてね。だからその点はしっかり見直す必要がある。」

RB21のマイアミでのペースについて驚きがあったか問われた角田は、まだ改善の余地が多く残されていると認めた。

「ペースそのものは悪くなかったけど、今日はウィリアムズがめちゃくちゃ速かったね。でも僕らはまったく良いペースがなかったと思う。
予選のときからずっと苦しんでいた。マシンが期待したようには前に進んでくれない感じがあって、それが今の一番の課題だ。」

「正直、何が問題なのかを説明するのは難しい。今日のレースでは僕ができることはすべてやったし、それが今の僕の最大限だったと思う。これから走り方とかいろんな要素を見直していく必要があるけど……うん、厳しい状況だね。」