
レッドブルのチーム代表ローラン・メキースは、ハンガリーGPのプラクティスにおいてマックス・フェルスタッペンと角田裕毅が苦戦した原因を探る中で、試行錯誤の結果が実を結ばなかったことを認めた。
フェルスタッペンは金曜の走行を通じてマシンの感触に苦しみ、「氷の上にいるようだ」「運転できたもんじゃない」と訴えた。
レッドブルとフェルスタッペンにとって今季の特徴であった、一晩での劇的な改善は、土曜の最終プラクティスでは見られず、フェルスタッペンはリアの修正にもかかわらず、ひどいアンダーステアに陥っていると嘆いた。
予選シミュレーションのラストラップではミスが出て、フェルスタッペンは12番手に沈んだ。一方、角田もチーム側のミスで予選シミュレーションが行えず19番手と低迷した。
スカイスポーツF1のインタビューに応じたメキースは、次のように語った。
「昨日からずっと苦戦している。マックスとユウキにしっくりくる感触を与えられるよう、マシンを正しいウィンドウに入れるのが非常に難しい状況だ」
「マシンを立て直すためにいくつかのアプローチを試してきたが、正直に言って今日も同じようなフィーリングで、全体的にグリップが見つからず、不快なままだ」
「だが、こういう状況だからこそ学べることもある。限界や問題の核心がどこにあるのかを理解するために、いくつかのテストを行っているが、今のところ、ドライバーたちが求めるマシンを与えることはできていない」
「昨日も今朝も、2つの異なる方向性を試して、もう少し深く理解しようとしてきた。昨日の最初の走行から、何かがおかしいと感じた。そこからずっと試行錯誤しているが、まだ突破口は見つかっていない」