
オランダGPの主催者は、今週ザントフォールトのF1サーキットが大規模な洪水で損傷したという報道を否定した。
月曜日、ザントフォールトの町を激しい豪雨が襲い、一部の地域では水位が50センチに達した。アクセス道路の浸水や、バンクのかかった最終コーナー付近に水が溜まっている様子がネット上で拡散され、8月末に予定されているレースへの影響が懸念された。


しかし、サーキットの運営側はこの報道を否定した。
「昨日の豪雨によって、サーキットに損傷が出たというフェイクニュースが拡散された」と、ザントフォールト・サーキットは火曜日に声明を出した。
「今朝早く、我々のチームが全コースを点検した。確かに一部のセクションに砂と水が溜まっていたが、それらはすぐに除去された。路面は乾いており、清掃済みで、100%レースに向けて準備が整っている」
この声明では、F1アカデミーのセッションが問題なく進行していることも確認された。
「実際、今朝からF1アカデミーは予定どおりのプラクティス走行を行っており、何の問題も起きていない。全セッションが計画どおりに進行している。サーキットで会おう!」
一方、オランダの現地メディアやドイツの「TZ」紙は、洪水を防ぐために市がサーキット内の緊急用貯水池を意図的に開放したと報じていた。
地元の広報担当者はこう説明した。
「市中心部の貯水池が満杯になったため、追加の雨水を吸収する目的で、サーキットにある緊急貯水池が開放された」
報道によれば、最終コーナーのグラベルベッド(砂利ゾーン)に影響が出た可能性があるものの、サーキット側はその影響はごく小さく、一時的なものだったと主張している。
ザントフォールトは、8月末にF1オランダGPを開催予定であり、同地でのグランプリは2026年を最後にカレンダーから外れる見込みだ。