2024.11.10

F1ドライバーたちは、スポーツの統括機関であるFIAとモハメド・ベン・スライエム会長に対し、「大人として扱われたい」と主張している。

ベン・スライエム会長は最近、ドライバーの言葉遣いに厳しく対応し、マックス・フェルスタッペンには社会奉仕活動を命じ、シャルル・ルクレールには記者会見で「f*ck」と発言したことで1万ユーロの罰金を科した。

しかし、グランプリドライバー協会(GPDA)が新たに開設したインスタグラムアカウントでの声明によれば、ドライバーたちは「より真剣に扱われるべき闘士 “the gladiators”」であると表明している。侮辱目的の罵声と、フェルスタッペンが車について言ったりルクレールが運転状況を語ったりするような軽い表現は異なると主張している。

ドライバーたちはFIA会長に対し、自らの言葉遣いや口調についても配慮するよう求めている。また、「ジュエリーや下着のような些細な問題についてメディアを通じて指示される必要はない」と述べている。

さらにGPDAは、科された罰金の使途についても透明性を求め、ベン・スライエム会長に詳細と資金の活用方針を明らかにするよう要請している。

オランダのレーシング評論家トム・コロネルは、GPDAが明確なメッセージを送ったと述べている。彼はオランダのラジオ、Slamで「彼らは『ここまでは理解できるが、私たちがルールの一部を決めたい』と言っているのだ」と語った。

この対立は綱引きの様相を呈している。コロネルはさらに、「FIAが侮辱発言に対して立場を示すことも重要だが、ドライバーたちが『ここまでだ、それ以上は許容できない』と言うことも大切だ」と述べた。ルールはFIAがドライバーと協議して決めるべきであり、それこそが本質であると彼は締めくくった。

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