
角田裕毅がチーム本家レッドブルのマシン「RB21」の操縦性について初めて本音を語った。「RB21は自分に合っていると感じた」と語る彼の言葉は、2025年シーズンの展望に新たな光を投げかけている。
一方、レッドブル内部では、リヤム・ローソンのわずか2戦での降格を巡って大きな波紋が広がっている。四冠王者マックス・フェルスタッペンは、この決定に明確な反対意志を示していたことが明らかになった。チームのヘルムート・マルコ博士は、ドイツのformel1.deの取材に応じてこう語っている。
「それは事実であり、マックスはそう表現していた。彼は、『ローソンを角田と交代させたところで2025年型マシンの問題は何も解決しない』と主張している」
マルコ博士はさらに、オランダのDe Telegraaf紙にも次のようにコメントしている。
「マックスは『このクルマは非常に操縦が難しい。もっと扱いやすければ、ローソンのパフォーマンスも改善するはずだ』と訴えていた。我々はもちろん開発を進めているが、どれだけ早く改善できるかはまだわからない」
そのような中、東京で開催されたホンダのイベントに出席した角田裕毅は、シミュレーターでRB21を2日間テストした感触について前向きなコメントを残している。
「RB21はそれほど操縦が難しいと感じなかった。もちろん、セットアップはマックスとは違うものになると思いますが、少なくともシミュレーター上では特におかしな感覚はなかった。鈴鹿で表彰台に立てるようにと考えています。」
この角田の発言は、チームとしての戦略変更の可能性を示唆するものでもある。マルコ博士も以下のように語っている。
「我々は2台目のクルマに対して異なるセットアップを使うことを検討している。それにより、より扱いやすく、アグレッシブすぎない仕様にできるかもしれない。」
角田自身も、レッドブルのマシンに対するアプローチについて、マックス・フェルスタッペンとの違いを次のように語っている。
「マックスと自分では、どういうクルマが欲しいかという考え方が異なると思っている。まずはレッドブルのクルマを理解して、自分にとって良いクルマを作りたい。」
2024年末にレッドブルのマシンを初めてテストした際にも、角田はその適応性について自信をのぞかせていた。
「あのときは、ある意味“セールストーク”として話した部分もあったけど、実際に普通にドライブできたので、自分に合っていると感じた。」
