
2025年F1シーズンの幕開けとなったオーストラリアGPで、フェラーリは厳しい結果に終わった。ルイス・ハミルトンが10位、シャルル・ルクレールが8位と低迷し、フェラーリがエンジンを供給するカスタマーチームであるザウバーにもポイント争いで敗れる形となった。
すべては土曜日の予選Q3から崩れ始めた。雨が降る中、フェラーリ勢は7位と8位に沈み、決勝での厳しい戦いを予感させた。しかし、レース序盤はルクレールが順位を上げ、ハミルトンも粘りを見せた。そして雨が降り始めたことでチャンスが巡ってきた。ハミルトンが一時トップに立ち、ルクレールも3位につけたが、ピットストップのタイミングを誤り、順位を大きく落とす結果となった。
ハミルトン:「リカルド(レースエンジニア)は本当によくやってくれた。我々はお互いを知り始めたばかりで、レース後にフィードバックを重ねていくつもりだ。今日は情報の伝達が十分ではなかった。雨が強くなることを知らされていなかったので、ステイアウトする決断をしたが、結局それが裏目に出た。自信が持てなかった一日だったが、次戦に向けてセットアップを変更する。」
ルクレールもまた、この結果を悔やんだ。
ルクレール:「チャンスを逃した。レース序盤のペースが上がらず、重要なタイミングで正しい判断ができなかった。特に自分のミスで4~5つ順位を落としたのが痛かった。もしあのミスがなければ3位か4位は狙えたと思う。」
チーム代表のフレデリック・バスールも、戦略ミスを認めている。
バスール:「我々はピットウォールとドライバーの間のコミュニケーションをもっと改善しなければならない。レース終盤、マクラーレンやメルセデスがピットに入る中で、我々は決断を遅らせすぎた。結果論だが、フェルスタッペンと同じタイミングでピットに入るべきだった。」
さらに、フェラーリのペース不足も課題として浮き彫りになった。ルクレールはマクラーレンとの差に警戒感を示した。
ルクレール:「正直なところ、マクラーレンがどれだけ速いのかはっきり分からなかった。エンジニアから彼らのラップタイムの情報がなかったが、かなりの差がついていたようだ。なぜこうした状況になったのか、分析する必要がある。」
ハミルトンも車のフィーリングに苦戦したことを明かしている。
ハミルトン:「僕にとっては、自信の問題だったと思う。金曜日にクルマに乗った瞬間から、自信がなかった。特に高速では、大きく落ち込んだ。土曜日になると、自信が戻ってきた。どんどん自信がついた。そしてレースに臨み、またゼロからのスタートで、レースのほとんどを通して、セッティングに関しても自信がなかったし、クルマも非常にトリッキーだった。」