ランド・ノリスは、「今日は勝てなかった」と語り、ベルギーGPで勝利を挙げたマクラーレンのチームメイト、オスカー・ピアストリを称賛した。
ノリスはポールポジションからスタートし、ローリングスタートというアドバンテージも得たが、序盤に首位を明け渡し、その後の追い上げでもいくつかのミスを犯した。
雨の影響による約1時間のディレイを経て、スパ・フランコルシャンでのレースがようやく始まったが、実質的な最初のレーシングラップで、ピアストリがケメルストレートでノリスをオーバーテイクし、主導権を握った。
これまで13回のポールから6勝を挙げているノリスには巻き返しのチャンスがあった。マクラーレンは彼にハードタイヤを装着させたが、ピアストリはミディアムタイヤを選択。ノリスは追撃の中で3つのミスを重ねてしまった。
「“〜だったかもしれない、〜すべきだった、〜していれば”って感じだね」とノリスは勝てなかったことについて語った。「オスカーは勝つにふさわしかった。彼だっていくつかミスはしたと思うけど、もし彼が完璧な走りをしていたら、僕が勝つのは無理だったと思う」
「オスカーは本当にいい仕事をした。それ以上言うことはないよ。オー・ルージュでは少し思い切って仕掛けて、スリップストリームを使って勢いをつけた。それだけさ。最初にいい仕事をしたし、それがすべてだった。その時点で、僕にできることはもうなかった」
「もちろん、トップに立ちたかった。でも、オスカーが勝つにふさわしかった」
「自分の走りは見直すつもりだけど、チームのためには本当に嬉しいよ。再びワン・ツーを決めた。ここでのワン・ツーフィニッシュは本当に久しぶりだったと思うから、それを再びチームに持ち帰ることができてよかった。チームにもオスカーにも、本当にふさわしい結果だった」
一方、ピアストリは勝負を決めたオーバーテイクについて「エキサイティングだった」と語り、ローリングスタートで奪われかけたチャンスを取り戻さなければならないと感じていたことを明かした。
「ローリングスタートには少しがっかりした。あれでチャンスが減ってしまうと思ったからね」と8度目の優勝を果たしたピアストリは語った。
