
過酷な鈴鹿・バーレーン・ジェッダという三連戦のを経て、ノリスは休暇を必要としているとCanal Plusにコメントした。ノリスは、サウジアラビアGP予選Q3での失敗が響き、4位までポジションを取り返したものの、チャンピオンシップでチームメイトに先行されたところでシーズン序盤戦を終えることになった。
「本当に休みが必要なんだ。必要なのは僕だけじゃなく、チーム全体にとってもだ。」
「今日はレースで簡単に勝てるペースがあった。でも、レース前に必要な準備を十分にできていなかった。僕が戦っているのは世界最高のドライバーたち――マックス、オスカー、シャルル、ジョージなんだ。ほんの少しのミスでも、即座に代償を払わされる。」
ジェッダのあと、F1はレースのない週末を数回迎える。1年前、ノリスは、オランダのキングスデイ(オランダ国王の誕生日祭)を訪れパーティーボートで酔って鼻に切り傷を負った。ノリスは、今年は参加しないと語っている。
「いや、残念ながら行かないよ。また行きたかった。あれは人生で最高の日のひとつだったからね。前回行った時はその直後にマイアミで勝ったし、友達のみんなが恋しいよ。アムステルダムではマーティン・ギャリックス(オランダのDJ、音楽プロデューサー)と楽しい一週間を過ごしたけど、今は世界選手権を戦っている。」
「今はそういうことをする余裕はない。家に帰ってトレーニングしないと。このレース(サウジアラビア)は肉体的に本当に厳しかったし、今は正直帰って一杯やりたいよ。でも今年はまだ一滴もアルコールを飲んでないし、それを誇りに思っている。とにかく努力を続けるしかない。外に出て祝ったりなんてしていられない。」
元F1ドライバーのティモ・グロックはSky Deutschlandに対して、ノリスのメンタル面に触れコメントした。
「彼はこれまでにもこうしたミスを何度かしている。そして結局、こういったこと世界選手権を逃す原因になるんだ。あれこれとまた質問攻めにされるのは明白だし、それに潰されてしまわないようにすることが大切だ。」
マクラーレンCEOのザク・ブラウンは、以下のコメントを残している。
「スピードは十分にある。今以上に速くなる必要はない。ここ数戦ではQ3でちょっと無理をしすぎている。もう少し力を抜くべきだ。彼にはクルマも才能もある。あとはそこまで無理してプッシュしなくてもいいんだ。」