McLaren Formula 1 Team

マクラーレンは2023年オーストリアGPで大規模アップデートを投入して以降、短期間に復調し、24年にはノリスがランキング2位、ピアストリが4位まで躍進した。
25年前半戦は12戦中8勝、4度のワン・ツーでドライバーズは8点の僅差、コンストラクターズは460点で2位フェラーリの2倍以上のリードポイントを重ねる。
ピアストリの安定感とノリスの攻撃力が好対照で、この二人がトップ争いで火花を散らすレースが終盤まで続きそうだ。
MCL40は中高速コーナーでの空力効率と卓越したタイヤ温度管理が最大の武器。イギリスGPでは新フロアをテストし、最適化する改良を温存したまま勝利を収めた。前半戦の失点は、開幕戦でのピアストリのコースアウト、カナダでのノリスの接触、イギリスでのピアストリのペナルティなどがあったが、総合力で他の追随を許していない。
現状の勢力図が大きく動いてダブルタイトル獲得を取りこぼす可能性は低いといえるが、チーム内タイトル争いが戦略判断を難しくする懸念は残る。

GPランド・ノリスオスカーピアストリ
オーストラリア GP1位・25P9位・2P
中国 GP2位・18P1位・25P
日本 GP2位・18P3位・15P
バーレーン GP3位・15P1位・25P
サウジ GP4位・12P1位・25P
マイアミ GP2位・18P1位・25P
エミリアロマーニャ GP2位・18P3位・15P
モナコ GP1位・25P3位・15P
スペイン GP2位・18P1位・25P
カナダ GPDNF・0P4位・12P
オーストリア GP1位・25P2位・18P
イギリス GP1位・25P2位・18P

ランド・ノリス:199ポイント

オスカーピアストリ:220ポイント