Scuderia Ferrari HP

フェラーリの2025年前半戦、新型SF-25は中高速での安定性とタイヤマネジメントを向上させ、英国GP終了時点で222点を積み上げ、コンストラクターズ2位を守る。ドライバーズランキングはシャルル・ルクレールが5位 119点、移籍1年目のルイス・ハミルトンが6位 103点と僅差でチームを牽引。
レースは未勝利ながら、モナコでルクレールが2位、オーストリアでは両名が3・4位を獲得するなど表彰台を着実に積み重ね、ポイントを取りこぼさず稼ぐことが出来ている。
一方、直線速度と低速トラクションは依然マクラーレンに及ばず、濡れたシルバーストーンではハミルトン4位、ルクレール14位と路面適応力の課題が露呈した。
後半戦はスパ、モンツァなど高速サーキットが続く。夏のアップデートによっては今季初勝利も射程に入るが、失敗すればメルセデスとの2位攻防が激化し、他のチームもライバルになるだろう。ハミルトンの上手さとセットアップ知見、ルクレールの一発の速さを活用できるか、フェラーリの真価が試される。

GPシャルル・ルクレールルイス・ハミルトン
オーストラリアGP8位/4p10位/1p
中国GPDSQ/0pDSQ/0p
日本GP4位/12p7位/6p
バーレーンGP4位/12p5位/10p
サウジアラビアGP3位/15p7位/6p
アメリカ・マイアミGP7位/6p8位/4p
エミリアロマーニャGP6位/8p4位/12p
モナコGP2位/18p5位/10p
スペインGP3位/15p6位/8p
カナダGP5位/10p6位/8p
オーストリアGP3位/15p4位/12p
イギリスGP14位/0p4位/12p