アブダビで行われる今季最終戦に向けて、レッドブルの顧問ヘルムート・マルコが、角田裕毅がチームとの“最終レース”に臨むにあたって交わした誓いの中身を明かした。
レッドブルは今週、角田が2025年シーズン限りでチームを離れることを正式発表しており、来季はテスト兼リザーブドライバーを務めるにとどまる。それでもマルコは、オーストリアKleine Zeitung紙に対し「彼はこれを大きなチャンスだと捉え、さらにモチベーションを高めている。自分の実力を皆に証明したいと思っている」と語り、闘志が衰えていないことを強調した。
マルコによれば、角田は直近の食事の席で「アブダビで必ずスペクタクルな走りを見せる」と誓ったという。角田には、チームメイトであるマックス・フェルスタッペンの5度目のタイトル獲得を後押しする重要な役割も残されている。レッドブル最後の一戦でどれだけ強烈な印象を残せるかが、角田の今後のキャリアを左右する局面になっている。

