FIAスーパーライセンスのペナルティポイント最新状況で、オリバー・ベアマンが9ポイントに到達し、12ポイントで科されるレース出場停止に最も近いドライバーとなっている。ベアマンは今季デビューのルーキーであり昨年から持ち越しているポイントは無いにもかかわらず、接触、黄旗下オーバーテイク、赤旗手続き違反など、複数のミスが重なり、一気にポイントを積み上げた。
次点はリアム・ローソン、ランス・ストロール、角田裕毅の3人で、いずれも7ポイントに達している。特に角田が抱えるポイントの一部は2026年6月まで失効しない見通しで、長期にわたって“綱渡り”のレースを強いられる状況だと言える。
ペナルティポイントは原則12か月間有効で、合計12ポイントに達した時点で自動的に1戦の出場停止処分が科される。タイトル争いやシート争いが激化するなかでの出場停止は、ドライバー本人だけでなく、チームのコンストラクターズ争いにも直結する大きな痛手となる。

