ラスベガスGPに向けたメディア対応の中で、角田裕毅が「移動中に観るもの」としてアニメを挙げ、複数のメディアで取り上げられたこの話題で素顔の一端をのぞかせた。週末の緊張感が高まるタイミングでの発言は、アスリートとしての顔とは別の、日常的なリズムを示すものでもある。角田は長距離移動や待ち時間が多いF1の生活に触れつつ、機内やホテルでアニメを流すことが気分転換になっていると説明した。特定の作品名を大げさに押し出すのではなく、「移動の合間に自然と観る」という距離感で語った点が印象的だ。
ありがとう!新鮮で素敵な質問だね。「ワンピース」と「ワンパンマン」が好きで、最近は「ブラッククローバー」と「鬼滅の刃」を観ているよ
またイサック・ハジャーも「ハンター×ハンター」がお気に入りだとコメント。日本のポップカルチャーへの愛を語っている。
子供の頃から本当に好きなんだ。僕が買ったマンガは全部日本で買ったもの。フランスでは一度も買ったことがないんだ。
F1ドライバーの多くがゲームや映画、音楽などで集中と解放のバランスを取る中、角田の選択は日本的なポップカルチャーを携えて世界を転戦する姿とも重なる。過密なスケジュール下で、短い時間に頭を切り替える方法を持てるかは、パフォーマンスの安定にも直結する。今季終盤、来季シートを左右する局面にいる角田の動向については注目度が上がっており、メディアの露出が増している。
マックスを助けるためでも、コンストラクターズを助けるためでも、できる限りのことをするつもり。とにかく、予選でマックスにできるだけ近づくことが一番大事だと思う。それが僕がやらなければならないこと。例えばメキシコでは、決勝で11番手か10番手からスタートして、マックスを少しは助けることができた。だから、今やっていることを続けていくつもり。理想的には、もっと近づくことができればと思っている。

