スカイ・ドイツ番組内で、ラルフ・シューマッハは、アストンマーティンがランス・ストロールに代わるドライバーを探していると指摘し、その根拠としてフェルナンド・アロンソとの予選タイム差を挙げた。
「予選のパフォーマンスは“ゼロ対無限大”だ。これ以上何を言えばいいんだ?」
と語り、同チームがこの話題に極めて敏感であることを理解しつつも、
「単純に言えば“壊滅的”だ」
と厳しい言葉を向けた。今年、同様の批判をきっかけにアストン側からチーム関係者へのインタビューを禁じられたシューマッハだが、ストロールを“完全に競争力がない”と断言しているわけではないと強調した。
「レースでは、ところどころで光る場面を見せることもあるんだ。ただ、キャリア終盤とはいえ例外的な才能を持つアロンソより常に遅いのであれば、現実を見なければならない」
と語った。それでもシューマッハは、ストロールがチーム最大の問題であるとは考えていない。
「最大の問題はマシンなんだ。ストロールは“すごく良いナンバー2”として残ることもできるが、それはすべて父親のプライドと関係している。これは彼(ローレンス・ストロール)の金で、彼のチームだ。だから彼が全てを決めるんだ」
と述べた上で、
「ただ外から見れば、2人とも新しいドライバーを連れてくるべき状況に見える」
さらにシューマッハは、将来的にはシャルル・ルクレールとオスカー・ピアストリのコンビがアストンマーティンに加入する可能性に言及しており、マックス・フェルスタッペンも“ニューウェイ設計マシンでの再タッグ”という形で、また角田裕毅もホンダとの繋がりを継続する形で噂が絶えない。
チームを率いる大富豪ローレンス・ストロールについて、シューマッハは率直にこう言い放った。
「彼はバラ色の眼鏡を外して、現実と向き合うべきなんだ」

