ハースチームは、1月15日から16日、スペイン・ヘレスで旧型車テスト走行を行う。オコン、ベアマンのほかトヨタから宮田莉朋が2023年型のVF-23をドライブし、走行データを収集する予定となっている。
ハースチーム初のチーム単独TPC(Test Previous Car)テストは、サーキットのレンタル、機材の移動などに多額のコストがかかることから、トヨタの支援があったとみられる。レギュレーションによりテストは旧型車に限定されており、またテスト走行は、エントリーしているレースドライバーの走行が1,000km以内に制限されている。一方、宮田莉朋の走行距離には制限が設けられない。
2024年に躍進の兆しを見せたハースは、2025年はトヨタ提携のチャンスを得た。またオーナーのジーン・ハースは、チームの価値を上げるため増資を約束したと言われており、これを機に中段グループでの勝利を狙う。代表の小松礼雄氏は次のようにコメントした。
「このテストは、優れたドライバーたちがチームに馴染み、マシンを理解するための良い機会となりました。また、トヨタとの連携を深めることもできました。2025年シーズンは、チームにとって非常に重要な年です。我々は、すべての準備を整え、最高の結果を目指します。」