平川亮は、日本GPにおいてアルピーヌでフリー走行1回目を担当したが、今週ハースF1チームへ移籍が発表され、しリザーブドライバーとして、今週末のバーレーンGPにおけるフリー走行1回目(FP1)でステアリングを握ることが決定した。

トヨタの耐久レースのドライバーとして知られる平川は、今シーズン、ハースから4回のFP2セッションに出走する予定で、その初回がバーレーン・サクヒール・サーキットで行われるFP1となる。

平川は既にハースのマシン経験を持っており、昨年12月にアブダビで行われたシーズン後テストではVF-24をドライブしていた。また、2024年にはマクラーレンのリザーブドライバーとしても登録されていた実績がある。

今回の走行は、2025年シーズンにおいてハースが実施する2回のルーキードライバー義務セッションのうちの1回目である。なお、チームは昨年ベアマンを起用した際と同様、義務回数を超えて平川を走行させる方針を示している。

チーム代表の小松礼雄は週末を前に以下のように語っている。

「我々はプレシーズンテストの開催地でもあるバーレーンに戻ってくる。前回ここにいたのはわずか5週間前であったが、その間にもF1界では実に多くのことが起こった。

オーストラリアでは低調な結果に終わったが、上海ではダブルポイントフィニッシュを果たし、鈴鹿でも10位入賞を果たすことができた。我々はマシンへの理解を深め、チームとしてもより良い状態で戻ってくることができたと思っている。

鈴鹿で投入した新パーツがここでどのように機能するかを見るのが楽しみである。そして、平川亮が我々のマシンでFP1デビューを果たす。アブダビで彼がドライブした際には非常に強い印象を受けたので、再び彼をチームに迎え入れられるのは素晴らしいことだ。

サクヒール・サーキットはナイトレースならではのエキサイティングな展開と多くのオーバーテイクが期待できるコースだで。先週末の好成績を足掛かりに、さらなる飛躍を目指していきたい。」