リアム・ローソンにとって、レッドブルのマシンをドライブした初戦、オーストラリアGPは望んだような結果にはならなかった。

レッドブルは「ローソンの役目は、マックス・フェルスタッペンのタイトル獲得を助けることだ」としていたが、初戦の予選Q1では、コースアウトするミスによりアタックを断念。18番手に留まった。レッドブルは異なるリアウイングを装着して改善を図ったが実を結ばなかった。ローソンはレース終盤にスリックタイヤで単独スピンを喫してリタイア。フェルスタッペンが2位に飛び込む健闘をみせた一方で、ローソンはポイントを持ち帰ることが出来なかった。マクラーレンCEOのザック・ブラウンは、ライバルの状況をみて、

「ユウキは素晴らしい仕事をした。彼のパフォーマンスを見れば、おそらくレッドブルにいるべきドライバーだ。しかし、レッドブルは奇妙なドライバー選択をしているようだ。」

とコメントした。しかし、レッドブルのヘルムート・マルコは、ローソンの評価を下すにはまだ時期尚早であるとして、”3〜5戦見守る”意向を示した。

「彼は自分の力を見せようとしたが、残念ながらうまくいかなかった。今は少し冷静にさせて、最初の3〜5戦を観察する必要がある。」

レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーも、ローソンのミスではなく、チームの戦略が結果を左右したと強調する。

「彼にとっては厳しい週末だった。我々はマシンにダウンフォースを追加し、戦略的に勝負をかけた。オーバーテイクが難しいサーキットであることは分かっていた。
彼はポイント圏外だったため、“賭けに出よう”とスリックのまま走らせたが、ちょうどそのタイミングで雨が強まってしまった。だから、最後のスピンを彼の責任にはできない。
ただ、ポジティブな点を挙げるとすれば、ドライタイヤでの走行時に、彼はグランプリ全体で2番目に速いラップを記録したことだ。1分22秒9というタイムで、フェルスタッペン(1分23秒0)を上回っている。
とはいえ、FP3を逃したことで準備不足になり、プレッシャーがかかった。次戦はスプリントレースのある未知のコースだが、彼は精神的にタフなドライバーだ。この週末は、彼の本来の実力を示すものではなかった。」

メルボルンでの結果を受け、レッドブルはコンストラクターズランキングで3位。マクラーレンとメルセデスに9ポイント差をつけられた状態で第2戦に挑むこととなる。