
FIAは最近、レッドブルの要請に応じて、スウェーデンとイギリスの国籍を持つF2ドライバー、アーヴィッド・リンドブラッドにF1スーパーライセンスの特別許可を与えた。彼はまだ17歳だ。
そして月曜日、レッドブル傘下のレーシングチームは、リンドブラッドを2023年型のアルファタウリマシンに乗せ、イモラでF1テスト走行を開始させた。
アドバイザーのヘルムート・マルコは、イタリアでの月曜日に半日テストを行ったことについて、オーストリアのKleine Zeitung紙に語った。
「彼は準備のために月曜日に半日ドライブした。金曜日のシルバーストンでは現行マシンでフリー走行に出走する予定だ」
「彼のスウェーデンとインドの血が、明らかにレースに向いている」
マルコは、リンドブラッドをF1に急ぎ昇格させるのがレッドブルの優先事項であるという噂を認めた。一方で、2025年にレースドライバーの交代がある可能性は低いとした。
「いや、これは何か本当にマックス・フェルスタッペンに起こったときの備えなんだ。彼のペナルティポイントに関してね」
「もう一人のリザーブドライバーである岩佐歩夢は、日本でのレーススケジュールがF1と重なっている。過去には他チームと一部レースで契約していたこともあって、一時期、ひとりのリザーブドライバーが3チームを兼任していたこともあった」
「だから、常に万全な状態のドライバーを見つけるのは簡単じゃない。だからこそ、今リンドブラッドがテストしているんだ」
しかしマルコは、レッドブルのジュニアプログラムが今も健全であると強調した。
「今はフアン・パブロ・モントーヤの息子(セバスチャン・モントーヤ)がF2にいる。将来有望な才能が揃っていて、本当に楽しい。『スターを買うのではなく、育てる』というモットーに忠実に、常にプログラムを進化させている。でも君が言うように、今のF1は本当に厳しい世界だ」
その発言について詳細を問われると、マルコは2025年型のレッドブルマシンをマックス・フェルスタッペンしか扱いきれていないことを認めた。
「同じ傾向がここ2年のマシンに続いて出ている。縁石で跳ね、ターンインではアンダーステア、そこからオーバーステアに変わる。作動する範囲が極端に狭い」
マルコは、レッドブルが今週末の母国GPオーストリアでアップグレードを投入することも明かした。
「オーストリアには新しいアップデートを持ち込む。それをさらにシルバーストンで洗練させる予定だ。ただし、それが機能しなければ、選手権争いは厳しくなる。正直、今でもすでに十分厳しい」
