メルセデス残留へ前進 トト・ウォルフ、ラッセルとの契約交渉は順調も発表時期は未定

マックス・フェルスタッペンが改めてレッドブル残留を明言したことで、2026年のF1シーズンもジョージ・ラッセルがメルセデスに留まる道がほぼ確定した。チーム代表のトト・ウォルフも、事実上ラッセルの残留を認めつつ、水面下で交渉が順調に進んでいると語った。

交渉は主に契約内容の細部に及んでいるという。報道によれば、ラッセルは当然ながら複数年契約を望んでいるが、メルセデス側は2026年以降の選択肢を残したい考えだ。新レギュレーション下で競争力がどうなるかを見極めたい意向がある。

依然としてフェルスタッペン獲得の望みを捨てておらず、2026年にレッドブルで状況が悪化すれば移籍の可能性も残っていると見られている。メルセデスはラッセルの契約発表に期限を設けておらず、ウォルフは「奇抜な発表」を冗談めかして語り、ザントフォールトGP週末までに決まる可能性は五分五分だと明かした。

「ジョージは2018年以来、常に強いカードを持っていた。彼は結果を出し続けてきたし、その考えは来年も変わらない。外で話をしないからといって、内部での関係や交渉が進んでいないわけではない。契約に関しては、どうなるか見ていこう」

「僕らがどんな契約期間を提示したかはいずれ発表するが、間違いなく彼は残留する。チームは強く、彼はハンガリーでもその力を示した。ジョージを長期的に外す理由はない。発表は良いタイミングで行う。観客が多い特別なグランプリで発表するかもしれない。ザントフォールトまでに分かる可能性は五分五分だ」

ウォルフはまた、アンドレア・キミ・アントネッリの起用についても決断を下す必要がある。