
2025年F1シーズンはまだ開幕戦のオーストラリアGPが終わったばかりだが、マクラーレンの速さは圧倒的で、ライバルたちに大きな差をつけている。ラッセルは「マクラーレンはもう開発を止め、2026年に集中できるほどのアドバンテージを持っている」と語った。
この状況に、元F1ドライバーのラルフ・シューマッハは「メルセデス陣営には深い失望が漂っている」と指摘する。チーム代表のトト・ウォルフも困惑した表情を浮かべ、「2022年からのレギュレーション時代を通して、我々は表彰台の下位にかろうじて届くレベルにとどまってしまっている」と述べた。
一方、ルーキー勢にとってもオーストラリアGPは厳しい週末となった。レッドブルのリアム・ローソンは、セルジオ・ペレスと比べても特に目立つ結果を残せなかった。レッドブルのアドバイザー、ヘルムート・マルコはこうコメントした。
「彼は自分の力を示そうとしたが、残念ながらうまくいかなかった。我々は彼を少し冷静にさせ、3~5戦の間で成長を見極めるつもりだ。」
レーシング・ブルズの角田裕毅が見せた好パフォーマンスを考えると、マルコの発言はローソンにとって厳しいものとなる。マクラーレンのCEO、ザック・ブラウンは皮肉交じりに言った。
「レッドブルは奇妙なドライバー選択をするようだ。(They seem to make some strange driver choices at Red Bull)特に、ユーキのパフォーマンスを見ればなおさらだ。(Especially when you look at a performance like Yuki’s)彼はレッドブルのシートを得るべきだった。」
また、ハースのルーキー、オリバー・ベアマンも苦戦し、複数回のクラッシュを喫した。マルコは「一つの週末で複数回の事故は許されない」と厳しく批判している。
しかし、経験豊富なルイス・ハミルトンですら苦戦を強いられた。アルピーヌのフラビオ・ブリアトーレは「フェラーリが競争力を求めるなら、ハミルトンに高額なサラリーを支払うより、他のドライバーを起用すればよかった」と伊紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』に語った。ハミルトン自身も率直に認める。
「フリー走行1回目で走り出した瞬間に、『まだ自分にはやるべきことが山ほどある』と気づいた。」
フェラーリの苦境に対し、シャルル・ルクレールも落胆を隠さなかった。
「最悪のシナリオすら、ここまでひどいとは思わなかった。」
レッドブルに関しては、マルコは「週末の進行とともに、マクラーレンとの差が縮まったことに安堵している」と語る。そして、彼はこんなエピソードを明かした。
「ヨス(フェルスタッペン)とは、マクラーレンとの差が0.5秒以上あるかどうかで賭けをしていた。私は500ユーロを勝ち取ったよ。バーレーンのテストに比べれば、大きく前進した。」
だが、王者マックス・フェルスタッペンは冷静だった。
「マクラーレンのレベルにはまだ達していない。それは誰も否定できない事実だ。」
2025年のF1シーズンは幕を開けたばかりだが、すでに波乱の展開が続いている。