モナコ市街地で行われた金曜日のフリー走行では、レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペン、角田裕毅がそれぞれ10番手と11番手のタイムを記録した。2人のドライバーはトラフィックやマシンバランスに課題を感じつつも、予選に向けた手応えも見出していた。

「モナコはいつも通り、トラフィックがかなり厄介だった。今日は危険な場面もあって、それは理想的ではなかった。もちろんフリー走行だから仕方ない面もあるけど、状況をすぐに読んで譲らなければ、もっと悪い結果になっていたかもしれない。」

「週末全体の見通しとしては、FP1はかなりポジティブだった。でもFP2ではいくつかマシンに変更を加えて、バランスをどこまで攻められるか試してみた。結果的に少しやりすぎてしまい、コーナーで思い切って攻めることができなかった。かなりのペースとラップタイムを失ってしまった。」

「最速になるとは思っていないけど、FP2のようにもっとフェラーリに近づくことはできるはずだ。彼らは今回も速そうだし、マクラーレンもすぐ後ろにいる。シーズン全体を通して見ても、フェラーリはここモナコで大きく前進してきている。」

「いつものモナコのように、今日のフリー走行でも少しトラフィックがあったけど、全員同じ条件だし、そこは運次第だと思う。FP1ではあまり運がなかったけど、幸いFP2では多く走れた。」

「今日は悪くなかった。ソフトタイヤの限界を本当によく感じることができた。でもその限界はFP1で感じたものとあまり変わらなかった。ソフトタイヤでのグリップに大きな変化を感じられず、そこが今苦しんでいるポイントだ。」

「ミディアムタイヤではほとんど走れなかった。1周しかできなくて、そのあと赤旗で走行が中断されてしまった。FP1からFP2でマシンの改善はできたけど、まだ細かい部分で詰める必要があるし、僕自身にもあとコンマ数秒分の速さが必要だ。」

「ポテンシャルがあることは示せたから、あとは自分自身からそれを引き出すだけだ。今やっていることを続けて、徐々にペースを上げていって、予選ですべてをまとめられればいいと思っている。」