F1の財務規定をめぐり、新たな騒動が起きかけている。イタリアSky Italiaによると、メルセデスとマクラーレンの2チームが、重大な予算上限違反の疑いをかけられているという。FIAのコストキャップ管理部門は現在、2025年シーズン終盤の熱戦の裏で、この問題の調査にあたっているとみられている。
もしこの報道が事実であれば、その衝撃は計り知れない。特にマクラーレンは、2024年と2025年のコンストラクターズチャンピオンを連覇しており、その信頼性が揺らぐ事態となる。
Sky Italiaは、今回の疑惑が支出超過なのか、あるいは手続き上の違反なのか、詳細を明らかにしていない。しかし、状況から判断すると、FIAの調査は財務報告の不一致に焦点を当てているようだ。
科される可能性のあるペナルティは多岐にわたる。罰金や空力テストの制限から、翌シーズンの予算削減、さらにはコンストラクターズまたはドライバーズ選手権のポイント剥奪にまで及ぶ可能性があるという。
FIAはこの件についてコメントをしておらず「各チームの財務報告は現在も審査中であり、正式な認証リストはすべての手続きが完了次第、公表される」としている。
