
ジョージ・ラッセルは、契約満了が迫っているにもかかわらず、他のどのドライバーよりも安定した好調の波に乗っている。バーレーンGPではマクラーレン2人の間に割って入り、ドライバーズランキングで4位につけている。レッドブルが不安定であることを考慮すると、今年マクラーレンに一番近づけるのはラッセルになるかもしれない。
トト・ヴォルフは、レッドブルに不満を抱えるフェルスタッペンを獲得できる可能性を残しているといわれるが、ヴォルフは2026年と2027年に向けた2年契約、さらに2028年のオプション付きのオファーをラッセルに提示したという情報が浮上している。スカイ・イタリアは、この契約が年俸3,000万ユーロ(約48億円)程になる可能性があると報じている。
Auto Motor und Sport誌は、バーレーンでのドライバーパフォーマンスに対し、ポールポジションから優勝を果たしたオスカー・ピアストリとラッセルの2人だけに、満点の10点を与えている。イギリス人ドライバーが技術的問題を自己管理しながら走り切った姿を「傑作」と表現し、ノリスを上回ってフィニッシュしたことを強調している。
ヴォルフもバーレーン決勝後、以下のようにコメントした。
「彼のパフォーマンスにはほとんど言葉を失ってしまった。ジョージがあまり評価されていないのはフェアではないと私は常々思っていた。彼は今いる中でも最高のドライバーの一人だから。」
ヴォルフが依然としてフェルスタッペンの獲得を望んでいる場合、18歳の秘蔵っ子アントネッリを他チームにレンタルするという選択肢もあり得る。
F1のCEOステファノ・ドメニカリは、アントネッリにとって最も相応しいチームはフェラーリだとイタリアのメディアでコメントしている。
「アントネッリを誰かと比較するのはまだ早いと思うが、彼がこの世界の主役になるという確信はある。イタリア人がイタリア車を駆る姿は非常に美しいだろうが、今のところトト・ヴォルフはそれに同意していないようだ。」