レッドブル・レーシングの前チーム代表クリスチャン・ホーナーが9月22日(現地)、同チームを正式に離脱した。7月の解任後も契約上の在籍が続いていたが、今回の和解成立で完全退任が確定した。和解額は非公表だが、英米主要メディアは「約8,000万ポンド(約159億5,662万)」規模と報じている。

ホーナーは2005年のチーム創設時から指揮を執り、ドライバーズ計8回、コンストラクターズ計6回のタイトル獲得を主導してきた。だが近年は組織内の確執や主要人材の流出(エイドリアン・ニューウェイ離脱など)が続き、7月のイギリスGP後にチーム代表とCEOの職を解かれていた。

和解条項の詳細は不明だが、複数報道は「比較的短いガーデニングリーブを優先した結果、和解額は契約満了までの満額よりも抑えられた」と伝える。ホーナー本人はF1復帰の意欲をにじませており、何らかのかたちで多額の資産を活用して関与してくるといわれている。