レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーが、ホンダレーシングのSNS公式声明でトリミングされるという屈辱を受けたと、ファンの指摘が話題となっている。
クリスマス直前、セルジオ・ペレスが2025年シーズンをもってレッドブルを離れることが発表され、その後、リアム・ローソンがペレスの後任として昇格することが決定し、角田裕毅はRBのシートで5年目を過ごすことになった。
レッドブルへ無言の抗議か
この発表を受けて多くF1ファンが、ローソンの昇格が角田裕毅を差し置いて行われたことに対し不満を表明し、各SNSの関連する投稿には非難と失望のコメントが多数書き込まれている。レッドブルレーシングのSNSアカウントは、ペレスの解雇と角田の不採用により数十万件のフォロワーを失ったといわれている。一方で、先日ホーナーは2025年を最後に角田を放出する可能性についてコメントした。
角田はホンダとのパートナーシップの象徴的存在として、レッドブル昇格の候補と見られていたが、このパートナーシップも2025年シーズンで終了するとみられている。ホンダは2026年からアストンマーティンにパワーユニットを供給することが決定しており、角田がアストンマーティンへ移籍するのではないかとの噂も広がっている。
このような状況の中、ホンダレーシングによる公式SNS投稿が話題を呼んだ。ホンダレーシングはセルジオ・ペレスの実績と貢献に対して感謝を示す投稿で、ペレス、フェルスタッペン、ホンダレーシング社長の渡辺康治の3人がレッドブルマシンの後ろで肩を組む写真を掲載した。元々この写真には、画像の端にホーナー代表も写っていたが、SNS投稿ではホーナーの姿が巧みにトリミングされており、マシンを含めた構図のバランスが不自然になることを承知で意図的に切り取られたものとなっている。
これは長年のホンダPU提供における成果と貢献にも関わらず、ホンダドライバーが無視されたことに対する不快感、抗議を匂わせるものとなっている。
またレッドブルは、ホンダ&アストンマーティンのタッグが決まる前から、PUの研究開発施設準備に着手していたと言われており、これはどちらが先か定かでは無いが、円満な別れとは言いがたい状況が顕在化しつつある。
この行為に対し、ファンからは次のような反応が寄せられた(ごく一部を転載)。
“Thank you for your words towards @schecoperez, and for removing Horner from the photo 👏🫶🏻,
(ペレスへの言葉と、ホーナーを写真から外してくれてありがとう 👏🫶🏻)
” one user said, while another referenced some impressive Photoshop skills: “Crop game on point 😂”.
(フォトショップスキルがすごいね!『トリミング完璧😂』)