セバスチャン・ベッテルは、インテルラゴスで行われた「F①REST(フォレスト)」プロジェクトについて改めて語った。彼は全ドライバーとチーム関係者を巻き込み、環境保全をテーマとした特別な活動を展開した。

インテルラゴス・サーキットで多くのF1ファンがこの「F①REST」の成長に協力した。アートステーションでは、子どもから大人まで多くの来場者が自分自身の木を描き、森林保護への意識を高める共同プロジェクトに思いを寄せた。

集まった作品の中から選ばれたものは、ファンゾーン内の全長約50メートル、高さ2.5メートルの巨大な壁に展示された。そこにはドライバーたちの描いた木や、ブラジルで行われたワークショップで制作された作品も並び、コミュニティ全体で形作られた壮大なビジュアルランドスケープが完成した。

さらに多くの作品は、公式サイトで公開されており、リンク先からプロジェクトの継続的な成長の記録を見ることができる。

「僕は再びブラジルに戻ってきた。去年はアマゾンの熱帯雨林を見に旅をして、先住民の人たちに会ったんだ。彼らは僕を温かく迎えてくれた。そこで僕は、この場所がどれほど美しく、多様で、豊かなのかを感じた。同時に、どれほど脆く、守ることが急務かも見た。今年は再びここに来た。そして“F①REST – Drawn Together(ドローン・トゥギャザー)”という活動を通じて、みんなに木を描いてもらいたいと思っている。ドライバーも、ファンも、子どもも、大人も、若者も、お年寄りも、どんな背景の人でもいい。みんなが自分の木を描いてくれたら、それを集めて森にできる。多くの木が集まれば、F1のように美しく多様な森になる。それが僕がここにいる理由であり、僕が目指していることだ。こうした取り組みを通して、僕たちが自然の豊かさや生命力を目の当たりにすることで、初めて関心を持てる。そして関心を持てば、きっと癒すことができると思うんだ。」

ベッテルはそう語り、F1を通じて環境意識を広げる活動を続けている。
この「F①REST – Drawn Together」には、誰でも参加することができる。自身の木を描くことで、セバスチャン・ベッテルの「F①REST」の一員となることができる。

「一緒に森を育てよう。」