
マックス・フェルスタッペンは、来年のF1発表イベントが再びイギリスで開催される場合、ボイコットする可能性がある。
最近、ロンドンのO2アリーナで行われたイベントでは、レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーとフェルスタッペンが観客から大きなブーイングを浴びた。さらに、プレゼンテーション中にFIAの名前が出た際にも観客のブーイングが響いた。これを受けて、FIAのスポークスマンは次のように声明を発表した。
「スポーツのあらゆるレベルにおいて根底にあるのは、リスペクトの文化である。そのため、四度の世界王者であるフェルスタッペンやホーナーに対する観客の反応には失望した。我々は、すべての競技者、関係者、ボランティア、そしてファンとともに、この問題に立ち向かう。マックスとクリスチャンは、我々が愛するこのスポーツに多大な貢献をしてきた。」
この件について、マックスの父であり元F1ドライバーのヨス・フェルスタッペンもコメントした。彼は、ブーイングの音が「恥ずべきもの」であったとしつつも、イベント自体は「妥当なプレゼンテーションだった」と評している。
「F1を盛り上げるための場であり、スポーツをプロモーションするためのイベントなのに、観客からブーイングを浴びるなんて受け入れがたいことだ。理由は理解できる。マックスはイギリスの人々を唯一本気で怒らせる存在であり、彼らに対して遠慮なく本当のことを言うからだ。しかし、だからといってブーイングが許されるわけではない。」
さらに、ヨスは息子との会話を明かした。
「マックスは私にこう言った。『もし来年もイギリスで開催されるなら、俺は絶対に行かない』とね。私も完全に同意する。」
また、ヨス・フェルスタッペンはホーナーを擁護する立場を取りながらも、現在のレッドブルの状況に対して大きな懸念を抱いていると語った。
「もしこの状況から抜け出せなければ、今後のシーズンに不安を感じざるを得ない。もちろん楽観的ではあるが、それでも進展を見せてほしい。」
