2025年F1中国グランプリにおいて、レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンは、第2スティントでのパフォーマンスに強い手応えを感じていた。チームもこの内容を高く評価しており、現在チームは詳細な分析に入っている。

フェルスタッペンはスタート直後にフェラーリ2台に抜かれる厳しい展開となった。プッシュしても前を行くマシンに近づけず、レース中盤まで苦戦を強いられた。しかし、第2スティントに入ると状況は一変。シャルル・ルクレールを追い抜いて4位を奪還する走りを披露した。

「正直言って、最初のスティントは僕にとって良かったと思う。なぜならペースが彼らに比べて劣っているから、彼らの後ろで自分のペースで走ることができた。スプリントとは違って、自分のレースをすることができたんだ。」

「オーストラリアでも戦おうとしたけれど、タイヤの摩耗が非常に激しかった。今回は自分のペースで走ってタイヤを労わることに集中した。現時点では、周りのマシンと同じレベルには達していない。

しかしハードタイヤに変えてからは少し状況が良くなった。序盤は依然としてペースに苦しんだが、終盤になるとグリップが戻ってきて、マシンが少し良くなったように感じた。」

「特に誰かとバトルするとは思っていなかったので、自分のことに集中していた。第1スティントのように自分のペースを保つのが最善だと考えていた。それが実際に良い結果をもたらした。

第2スティントでの走りはポジティブな驚きだったと言える。それが我々に希望と方向性をもたらしてくれたと思う。ただ、それがマクラーレンなどと比較してどの位置にいるのかは、まだ分からない。」

「燃料重量に関する問題だとは思っていない。違っているかもしれないけど、そう感じてはいない。ハンドリングはまったく同じだった。ただ、グリップが回復したことで、マシンの反応が良くなった。それまでは何も反応がなかったが、最後にはちゃんと応えてくれるようになった。そこを理解する必要がある。」

とフェルスタッペンは語った。チーム代表のホーナーも、フェルスタッペンの見解を支持しており、第2スティントでの走りに注目している。

「明らかに違いが見られた。ミディアムタイヤでのスティントでは、彼がピットに入ったときにはレースリーダーから約18秒遅れていたが、フィニッシュ時には16秒差まで詰めていた。」

「その間に彼は両フェラーリを捕え、ルクレールをオーバーテイクした。ハードタイヤでマシンが“ウィンドウ”に入ったということだ。レース前はフロント左タイヤの摩耗を非常に心配していて、多くのチームが2ストップを想定していたと思う。我々もスプリントでの経験から同様の見解を持っていた。」

「スプリントでは序盤は競争力があったが、急激にデグラデーション(タイヤの性能低下)を起こした。それを踏まえて、レース本戦ではタイヤを温存する戦略に切り替えた。しかし今振り返れば、インラップのペースを見れば、もっと攻められた可能性があった。もしそうしていれば、レース終盤にはジョージ(ラッセル)とバトルしていたかもしれない。

事前の見立てでは、誰もが2ストップが必要と予想していたはずだ。だが実際には、1ストップで十分だった。得られた情報とデータ、そしてドライバーからのフィードバックは非常に貴重だ。」

「現時点でドライバーズチャンピオンシップでは8ポイント差で2位に位置している。チーム全体が集中して取り組んでおり、パフォーマンス向上に向けた努力を続けている。今回の週末から得られた情報は非常に多く、次戦、日本GPに向けて万全の準備をして臨みたい。」