
ピエール・ガスリーは、バーレーングランプリで7位入賞を果たし、アルピーヌにとって今季初となるポイントを獲得したことに大いに喜びを見せた。週末を通じてチームが見せた競争力のあるパフォーマンスに大きな手応えを感じている。
予選5位と見事な走りを披露し、グリッド4番手(予選4位のアントネッリ1グリッド降格による)からスタートしたガスリーは、57周にわたるレースの大半でトップ10圏内を維持し続けた。終盤にはフェルスタッペンの猛追を受けながらも果敢にポジションを守っていたが、最終ラップで追い抜かれ、6位の座を明け渡す結果となった。
「今はレース直後ということもあって、最後のラップで順位を失うのは本当に悔しい。20周以上もマックスを後ろに抑え込もうと全力を尽くしてきただけにね。」
「ものすごいプレッシャーだった。DRS圏内ギリギリの状態で、マックスが一度入ってきたら、それ以降はずっとギリギリで抑えていた。でも、最後の数周でタイヤが完全に終わってしまったんだ。あと少しでフィニッシュラインだったのに、残念ながら持ちこたえられなかった。」
「でも同時に、これだけの走りができたというのは、僕たちが週末を通じてどれだけ良いパフォーマンスを発揮していたかの証明でもあると思う。先週の日本では本当に苦しんでいて、ポイント圏に届かなかった。一方、マックスは優勝していた。でも今週は僕たちも競争力を見せて、最後のラップまで彼と戦っていたんだ。」
「チームが最初のポイントを獲得できたことを本当にうれしく思う。戦略も良かったし、ピットストップも素晴らしかった。そして何より、クルマが競争力を持っていた。これを糧にさらに前進していけたらと思っている。」
今後の自信や展望について問われると、ガスリーはこの好調が特定のサーキットだけに限られるものでないことを願っていると語った。
「冬のテスト(バーレーン)では僕たちはとても競争力があった。そのせいで、シーズン開幕以降のパフォーマンスとのギャップに少し落胆していた部分もあった。でも、今回再びバーレーンに戻ってきて、やっぱりこのクルマはしっかり機能していると確認できたのは良いことだ。」
「なぜここ(バーレーン)でクルマがこんなにも良いのか、その理由を明らかにすることはとても重要だと思っている。そして、僕はこのようなパフォーマンスを再現できるサーキットが他にもあると信じている。とはいえ、今後数週間で多くの理解と分析が必要になるのは間違いない。」