バーレーンGP予選を終えたルイス・ハミルトンは、「自分は十分な仕事ができていない」と語った。

その厳しい自己評価は、予選で9番手に終わったことを受けてのものであり、チームメイトのシャルル・ルクレールがフロントローに並んだのとは対照的であった。ハミルトンはルクレールに対して0.6秒遅れての結果となった。

中国スプリントでポール・トゥ・ウィンを果たすという高揚もあったが、シーズン最初の3戦では一度もルクレールの前でフィニッシュできておらず、バーレーンでの決勝でも、巻き返しの難しさが予想される。

予選で9位に終わったハミルトンは、無線でレースエンジニアのリカルド・アダミに繰り返し謝罪を伝えた。

「本当にすまない、みんな。すまない。本当にすまない(I’m really sorry, guys, Sorry, man. Really sorry.)。」

予選後にSky F1のインタビューに応じたハミルトンは、自身の現状について次のように語った。

「これは自分のパフォーマンスに関することだ。パフォーマンスが悪いんだ。理由なんてない。ただ、仕事を果たしていないだけなんだ。自分の側の仕事が十分でないだけだ。もっと成長し続けないといけない。(改善策について問われ、)正直に言って、よくわからない。皆さんにあまり答えられることがない。ただ、今日は速くなかった。」

現在、ハミルトンはF1 2025年ドライバーズ・チャンピオンシップで8位に位置しており、ルクレールよりも2つ下の順位で、ポイント差は5ポイントとなっている。