

次戦バルセロナから、フレキシブルウイングに対する新しい厳格な技術規制が実施され、勢力図に影響を与える可能性があるとされている。特に、支配的な速さを見せているマクラーレンや、フレキシブルウィングの恩恵を受けていた他のチームにとって、大きな打撃になるかもしれない。
スペインのカタロニア・サーキットがレッドブルにとって合っているか問われたフェルスタッペンは、次のように語った。
「一般的にはそうだけど、実際にどうなるかは走ってみないとわからない。ほんの少しでも違いが出てくれればいいね。でも、世界がひっくり返るような変化にはならないと思う。僕らにとって少しでも有利になるなら、それはポジティブなことだ。でも様子を見てみないと」
レッドブルチーム代表のクリスチャン・ホーナーは、すべてのチームがこの新ルールに適合させるため、フロントウイングに手を加える必要があると語った。
「どのチームにどのような影響が出るかは予測不能だ。ただ、フロントウイングはマシンの中でも非常に重要なパーツだ。何か面白いことが起きるかもしれない。我々にとっては、まだすべてが開かれている状態だ。イモラでの勢いを取り戻せればと思っている」
現在、フェルスタッペンはマクラーレンのオスカー・ピアストリに25ポイント差をつけられている。これはちょうど1勝分の差であり、まだ16戦も残っている。
フロントウイング規制が今後の展開にどう影響するかについては、ライバルチームの間でも見方が分かれている。
フェラーリのルイス・ハミルトンは、こう語った。
「確かに何らかの影響はあると思う。バランスには確実に関係してくる。でも、大きな違いにはならないと思うよ」
メルセデスのトト・ヴォルフも、今回の変更に注目している。
「誰かが後退したり、逆に強くなったりしていないかを確認するのは、とても興味深いことだね。我々も、少し硬めのフロントウイングを使わなければならない。実際に何が変わるのか、見てみよう」