2024.11.15

元ハースのドライバーであるロマン・グロージャンが、チーム代表に就任した小松礼雄の手腕を称賛している。2023年のコンストラクターズ・チャンピオンシップ最下位から、2024年シーズンでは6位争いに加わるまでチームが躍進したのだ。

小松は冬休みにギュンター・シュタイナーの後任としてチーム代表に就任し、21戦目を迎えた現在、チームはランキング7位に位置している。ブラジルGPでアルピーヌが予想外のダブル表彰台を果たしたことで、両チームの差はわずか3ポイントだ。

小松のリーダーシップの象徴的な成果には、3度のダブルポイントフィニッシュ、効果的な車両アップグレード、そしてトヨタとの複数年技術提携契約が挙げられる。

グロージャンはハースがF1参戦を開始した2016年から2020年までチームに所属し、当時小松と同じロータスで同僚だった。そのため彼は小松のリーダーシップを特に称賛し、「彼がチームをより高いレベルに引き上げたことを誇りに思う」とコメントした。「小松から直接知らせを受けたとき、とても嬉しかった」と述べ、再びハースで走りたいとさえ感じるほどだと言う。

また、グロージャンは、小松が単なるエンジニアを超えてチーム代表として成功するとは予想していなかったと明かしたが、彼のリーダーシップがチームを成功に導く要素になっていると評価している。

最近、小松はF1 TVのインタビューで、ハースのチーム文化やコミュニケーション、団結力を重視し、組織全体が一丸となって取り組むよう改革を進めていると語っている。