2024.11.7
ブラジル人レーサーのガブリエル・ボルトレート(Gabriel Bortoleto)は、サウバー/アウディと複数年契約を結び、2025年にフォーミュラ1デビューを果たすことが決定した。チームはこれに先立ち、バルテリ・ボッタスおよび周冠宇との契約を終了することを発表している。
ボルトレートは、現ドライバーであり10度のレース勝者でもあるボッタスとの争いを制し、来シーズンおよびアウディのワークスチームとなる2026年のラインアップでニコ・ヒュルケンベルグと共にザウバーに加わることになった。
20歳の現F3チャンピオンであるボルトレートは、残り2ラウンド(カタールとアブダビ)を残して現在F2選手権でトップに立っている。
彼は2022年にフェルナンド・アロンソのドライバーマネジメント会社「A14」と契約し、昨年はマクラーレンのドライバープログラムに参加したことで、レッドブルリンクでのテストを通じてF1マシンを初めて経験している。
「ガブリエルはジュニアカテゴリーで既に勝てるドライバーであることを証明している」とザウバーのCOO兼CTO、マッティア・ビノットは述べた。
「彼がサウバーとアウディのチームメンバーとなることを非常に嬉しく思う。ガブリエルと共に成功への旅を歩み、アウディのモータースポーツ新時代を形作るために一丸となる。ニコとガブリエルは、経験と若さを兼ね備えた理想の組み合わせであり、我々の将来に向けた強力な布陣となる」
ボルトレートは、「モータースポーツ界で最もエキサイティングなプロジェクトの一つであり、もしかするとスポーツ全体でもそうかもしれない。このプロジェクトに参加することは真の名誉だ。単なるメンバーにとどまらず、この野心的なプロジェクトと共に成長し、モータースポーツの頂点に到達したい」と述べた。
「チームから与えられたこの機会、そして経験豊富なドライバーであるニコと一緒に働くチャンスに感謝している。両プログラムは若手育成に優れた実績を持ち、共に成功の物語を紡ぎ出せると確信している。」
ザウバー・モータースポーツAGの取締役会会長であるゲルノット・ドルナー氏は、「マッティアの指導の下、アウディのF1プロジェクトは多くの分野で大きく進展している。今回のセカンドドライバーの契約はまた一つのマイルストーンだ」と述べた。
「現在、F1において若手ドライバーが即座にインパクトを与える世代交代が進行中だ。ガブリエル・ボルトレートの起用は、アウディの長期戦略とF1へのコミットメントを示している。」
ボルトレートは、インヴィクタ・レーシング所属の今シーズンのF2シリーズでコンスタントな成績を収め、2勝とさらに3回の表彰台でイザック・ハジャーに4.5ポイント差をつけてリードしている。
ザウバー/アウディとの契約により、2025年のグリッドにおいてフルタイムのルーキーは、メルセデスのキミ・アントネッリ、アルピーヌのジャック・ドゥーハン、ハースのオリー・ベアマンに続く4人目となる。
Introducing Gabi 🇧🇷
— Formula 1 (@F1) 2024年11月6日
2023 @Formula3 champion, leading @Formula2 in 2024 – Sauber have a hot prospect on their hands 🔥#F1