キアヌ・リーブスが、新たに複数話構成のドキュメンタリーシリーズを発表した。リーブスはこのシリーズでホストと製作総指揮を務め、キャデラックF1チームのF1挑戦の舞台裏を描く。番組はAll3Mediaグループ(英国独立系テレビ、映画、デジタルの制作および配給会社)傘下North Oneと共同で制作され、TWGモータースポーツおよびゼネラルモーターズ(GM)の全面協力のもと、2026年FIA F1世界選手権の開幕戦メルボルンに向けて準備を進める「アメリカンチーム」の誕生過程を克明に記録する。

この新シリーズでリーブスは、自身の制作会社KR+SHとともにNorth Oneの制作チームに再合流する。リーブスは、ブラウンGPを描いたドキュメンタリー『Brawn: The Impossible Formula 1 Story』で国際エミー賞を受賞したばかりだ。今回のキャデラックF1チームのドキュメンタリーでは、エミー賞受賞歴を持つ監督兼プロデューサーのサイモン・ハマーソンと、BAFTAを3度受賞しているエグゼクティブ・プロデューサーのニール・ダンカンソンなどがタッグを組む。

「キャデラックF1チームの驚くべき物語、そして彼らがF1という世界に挑戦する壮大な旅を伝える一員になれることをとても光栄に思っているし、心から興奮している」

「このドキュメンタリーでは、観客にこの旅の核心を体感してもらい、世界でも最も限られたスポーツの舞台に挑むとはどういうことかを届けたいんだ」

とリーブスは語った。

番組は、キャデラックF1チームが、F1組織を築き上げていく過程に密着する。短期間で競争力のあるチームを作り上げるという並外れた挑戦と、それに伴う困難、情熱、そして米国らしいビジョンが克明に描かれるという。

TWGモータースポーツおよびキャデラックF1チームのCEO、ダン・タウリスは次のように語った。

「これは大胆な野望と、止まることのない情熱の物語だ。レースへの深い愛と知識を持つキアヌと協力できることを誇りに思うし、この素晴らしい物語をGMと共に紡げることを光栄に思っている。僕たちはF1に新たな世代のファンを迎えるチャンスを手にしていて、キアヌの創造力はその旅に火を灯す最高の存在だ」

GM社長のマーク・ルイスも次のようにコメントした。

「ゼネラルモーターズとTWGモータースポーツは、唯一無二のアメリカンF1チームを作るという大胆な使命で手を組んだ。キアヌ・リーブスがこのキャデラックF1チームの挑戦を記録してくれるなんて、本当にワクワクしている」