ピエール・ガスリーは、2024年シーズンの中で、ポイントを獲得できなかったアゼルバイジャンGPを最高のレースとして挙げた。

予選は13位だったが、技術的な違反により結果が取り消され、グリッドの最後尾からスタートし、一歩ずつ順位を上げた。終盤は前後のライバルから離れた無人地帯を走行し、12 位でフィニッシュした。

ガスリーは、「ほとんどの人がグランプリを覚えていないことは分かっている」が、彼にとっては大きな出来事だったという。

「誰も注目しなかったが、おそらく今年最高のレースだった。結果は伴わなかったが、それがF1というもので、時々イライラすることもある。あの時、50周連続でドライブしたラップよりも良いラップを走れる人はいないと思う。」

「あれは嬉しかった。レース後は『くそっ、ポイントゼロで家に帰るのか。トップ10から30秒差も離された』と言っていたけど。あの結果で満足感を得るのはかなり難しいことだ。でも自分は常マシンからベストを出し尽くそうとしていた。そのレースのおかげで、3週間後のオースティンでQ3ラップを獲得し、メキシコとオースティンでポイントを獲得することができたと考えている。」

「これが2024年の最高のレースだったと信じている一方で、最悪の結果の1つだった。2024年の最高の瞬間といえば(アルピーヌ2位3位、ダブル表彰台の)ブラジルだった。チームとして、それはただ素晴らしく予想外で、感動的で、すべての努力が報われた瞬間だった。」