1. L.ローソン (Racing Bulls) 1:16.379 +1.204s
  2. N.ヒュルケンベルグ (Sauber) 1:16.518 +1.343s
  3. E.オコン (Haas) 1:16.613 +1.438s
  4. O.ベアマン (Haas) 1:16.918 +1.743s
  5. 角田裕毅 (Red Bull) –

エミリア・ロマーニャ・グランプリの予選第1セッションは、約半数のマシンがソフトタイヤでコースインし、早々にタイムを記録しようと動き出す展開で幕を開けた。

しかし、数分もしないうちに赤旗が提示され、セッションは中断された。ヴィルヌーヴ・シケインで角田裕毅がマシンのコントロールを失い、ウォールに激しく衝突した。角田のRB21はバリアを乗り越えて宙に浮いたが、最終的には四輪を地面につけた状態で着地した。角田はその後、メディカルセンターへと運ばれた。

セッションが再開されると、フランコ・コラピントがQ1タイムを記録していないにもかかわらずファストレーンに進入し、ペナルティの対象となった。

不運にも、彼もまたQ1を早期に終わらせる原因となってしまった。彼もまたマシンのコントロールを失い、ウォールに衝突したのだ。角田と同様に、彼のマシンも大破した。Q2進出は果たしたが、マシンの損傷により次のセッションには進めなかった。

セッション終盤には、オリバー・ベアマンのタイムが抹消された。赤旗提示前にラップを終えることができなかったためである。

Q1でノックアウトされたのは、リアム・ローソン、ニコ・ヒュルケンベルグ、エステバン・オコン、オリバー・ベアマン、そして角田裕毅の5名だった。


  1. C.ルクレール (Ferrari) 1:15.605 +0.407s
  2. L.ハミルトン (Ferrari) 1:15.772 +0.574s
  3. A.K.アントネッリ (Mercedes) 1:15.772 +0.574s
  4. G.ボルトレート (Sauber) 1:16.260 +1.062s
  5. F.コラピント (Alpine) –

赤旗中の遅延の間も、FIAはオリバー・ベアマンの最終ラップについての調査を継続していた。最終的に、彼がファステストラップを記録したのは赤旗が出る前ではなかったと判断された。

フランコ・コラピントを除き、全車がすぐにソフトタイヤでアタックラップに向かい、タイムシートに名前を刻んだ。マクラーレン勢が順当に序盤のトップに立った。

残り4分半というところで、ほぼ全車が再びピットを離れ、もう一度アタックラップに挑んだ。アストンマーティンの2台はミディアムタイヤを装着し、安定したペースを狙った。

大胆な戦略だったが、見事に奏功した。2台ともセッション突破を果たした一方で、地元ファンが期待を寄せたドライバーたちがセッション敗退という波乱に見舞われた。キミ・アントネッリ、そしてフェラーリに乗るルイス・ハミルトンとシャルル・ルクレールがここで姿を消した。

ガブリエル・ボルトレートもQ2で敗退となったが、その一方で上位には思わぬ展開が待っていた。ウィリアムズのカルロス・サインツがこのセッションで最速タイムを叩き出し、マクラーレンの2台を上回った。


エミリア・ロマーニャGPの最終予選セッションでは、ポールポジションを巡る激しい戦いが繰り広げられた。ドライバーたちは開始直後から一斉にコースインし、全力のアタックを見せた。

最初のアタックが出揃った段階では、レッドブルのマックス・フェルスタッペンが暫定ポールを奪取。マクラーレンのオスカー・ピアストリをわずか0.049秒差で抑えた。

メルセデスのジョージ・ラッセルは、Q2での成功を受けて、アストンマーティンと同様にミディアムタイヤを選択して二回目のアタックに臨んだ。

しかし、最終的にポールポジションをもぎ取ったのはピアストリだった。フェルスタッペンは第2セクターで大きくタイムを失い、マクラーレンに軍配が上がった。

ラッセルは最終ラップでノリスを僅差で上回り、3番手の座を確保した。

第3列にはフェルナンド・アロンソとカルロス・サインツが並び、第4列にはアレックス・アルボンとランス・ストロールがつけた。第5列にはイサック・ハジャーとピエール・ガスリーが続いた。