
スペイン・グランプリが開催されてきたバルセロナのカタロニア・サーキットは、30年間にわたる歴史を持つが、2026年からは、マドリード市街地でのレースがスペインGPの公式タイトルを引き継ぐ予定となっており、バルセロナでのグランプリは2025年が最後になる可能性が高い。
サーキットの新たな運営組織である責任者、イグナシ・アルメンゴル氏は、今週末に契約延長が発表されるかどうかについて問われたが「答えられない」とコメントしている。
そんな中、2度のF1ワールドチャンピオンであるアロンソは、カタロニア・サーキットの公式アンバサダーに任命され、火曜日にはその立場からサーキットの継続を強く願うメッセージを発信した。
「確かにスペインでは2つのグランプリが開催されることになる。でも、このサーキットは過去20~30年存在してきた。今後も30年、40年、50年と続いていくと思う。もう一つのサーキットは、おそらく一時的なものだろう? でも、スペインにとって重要なのは長期的な安定だと思うんだ」
43歳のアロンソは、2025年のバルセロナが自分自身にとっても、サーキットにとっても“ラストラン”になる可能性を認めている。
「2027年に僕がまだレースに出ているかどうかは分からない。今のところ契約は2026年までだ。来年どうするかを決めるよ。でも、サーキットはきっと続いていくはずだし、僕もそれを願っている」