マクラーレンのリザーブドライバー兼テストドライバーを務めた後、平川は2024年シーズン終了後にアブダビでハースのテストドライバーを務め、トヨタとの契約が成立したため、その体制に加わる可能性が高かった。しかし意外なことにアルピーヌへの加入が発表された。
契約の一環として、トヨタWECドライバーの平川はアルピーヌのTPCプログラムに参加し、オントラックおよびシミュレーター走行を通じて車両の開発をサポートする。また、FIAルーキールールの一環として、平川は日本GPのFP1に参加することが確認されている。
平川はポール・アロンとともに2025年F1シーズンのリザーブドライバーに加わる。またフランコ・コラピントもアルピーヌとのリザーブドライバー契約を締結し、F1でチャンスを与えてくれたウィリアムズを離れることになる。
「2025年シーズンにBWTアルピーヌF1チームのテスト兼リザーブドライバーとして参加できることを光栄に思います」と平川は語った。「いつものように、F1マシンで走行する機会はレースドライバーにとって最高のものであり、日本グランプリでフリープラクティス1を走行し、チームと共に以前のマシンをテストできることに興奮しています。ドライバープールの幅広い経験を活用する献身的なチームと仕事ができるのは素晴らしい機会であり、2025年を共に前向きな年にするために貢献できることを楽しみにしています。」
同時に、オリバー・オークスは次のように付け加えた。「2025年にチームにリョウを迎え入れ、日本の地元の観客の前でFP1のドライブを担当してもらうことができてとても嬉しい。彼の加入により、現在のチームメンバーに多様なレース経験がもたらされ、シーズンを通して呼び出せる才能のプールが広がります。」
「彼の役割は、TPCプログラムやシミュレーター作業を通じて、開発のさまざまな分野でチームをサポートするという重要なものとなるでしょう。新シーズンの準備を進める中で、彼をチームに迎えることを楽しみにしています。」