1. シャルル・ルクレール(フェラーリ) – 1:24.321
  2. ランド・ノリス(マクラーレン) – 1:24.542
  3. ルイス・ハミルトン(メルセデス) – 1:24.806
  4. ジョージ・ラッセル(メルセデス) – 1:25.165
  5. ピエール・ガスリー(アルピーヌ) – 1:25.333
  6. ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース) – 1:25.373
  7. フランコ・コラピント(ウィリアムズ) – 1:25.382
  8. ケビン・マグヌッセン(ハース) – 1:25.444
  9. フェリペ・ドルゴビッチ(アストンマーティン) – 1:25.471
  10. セルジオ・ペレス(レッドブル) – 1:25.483
  11. フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン) – 1:25.504
  12. リアム・ローソン(RB) – 1:25.563
  13. バルテリ・ボッタス(ザウバー) – 1:25.611
  14. 平川亮(マクラーレン) – 1:25.874
  15. アイザック・ハジャー(レッドブル) – 1:25.877
  16. 周冠宇(ザウバー) – 1:25.921
  17. 岩佐歩夢(RB) – 1:26.121
  18. アーサー・ルクレール(フェラーリ) – 1:26.179
  19. ジャック・ドゥーハン(アルピーヌ) – 1:26.304
  20. ルーク・ブラウニング(ウィリアムズ) – 1:26.519

シャルル・ルクレールが、アブダビGPの初練習セッション(FP1)で最速タイムを記録し、週末の好調なスタートを切った。フェラーリのエースはランド・ノリス(マクラーレン)、ルイス・ハミルトン(メルセデス)を抑え、セッション終盤にトップタイムを叩き出した。しかし、セッション開始時にエナジーストアの問題が発生し、日曜日のレースでグリッドペナルティを受ける可能性がある。


ルーキーたちの挑戦

今季最後のFP1には、6チームが若手ドライバーを起用。平川亮(マクラーレン)、アーサー・ルクレール(フェラーリ)、アイザック・ハジャー(レッドブル)、フェリペ・ドルゴビッチ(アストンマーティン)、岩佐歩夢(RB)、ルーク・ブラウニング(ウィリアムズ)が参加した。これに伴い、オスカー・ピアストリ、カルロス・サインツ、マックス・フェルスタッペン、ランス・ストロール、角田裕毅、アレックス・アルボンがこのセッションを欠場した。

セッション序盤にはアストンマーティンのベテラン、フェルナンド・アロンソが真っ先にコースイン。一方、F2タイトル争いを繰り広げるハジャーは、レッドブル車で6コーナーを回りきれずスピン。ホイールクリアランスの問題を訴え、「足が車に当たって動きが制限されている」と無線で報告した。


初の兄弟共演

今回のFP1は、兄弟で同じチームのマシンに乗る初の歴史的瞬間となった。しかし、兄シャルル・ルクレールは、セッション開始時にバッテリー問題が発生し、なかなかコースインできなかった。フェラーリは車両を分解して原因を探り、遅れてセッションに復帰。一方、弟のアーサーはすでに走行を重ねていた。

セッション中盤には、ノリスが1分24秒542を記録しトップに立ち、1998年以来のコンストラクターズタイトル獲得を目指すマクラーレンの勢いを示した。しかし、終盤にシャルルが復帰し、1分24秒321のタイムを記録してノリスを抑えた。


トップ10の結果

ルクレールの後ろには、ノリスが0.221秒差で続き、ハミルトンが3位に入った。メルセデス最後の週末を迎えるハミルトンは、同僚のジョージ・ラッセルが4位、アルピーヌのピエール・ガスリーが5位と続く形となった。ハースのニコ・ヒュルケンベルグが6位、ウィリアムズのフランコ・コラピントが7位、同じくハースのケビン・マグヌッセンが8位。ドルゴビッチ(アストンマーティン)とペレス(レッドブル)が9位と10位に入り、上位勢の顔ぶれが揃った。

フェラーリとマクラーレンの激しい戦いが期待される中、セッション後にはハミルトンとノリスの間でインシデントが発生。ノリスが無線で「ハミルトンに邪魔された」と不満を述べ、スチュワードによる調査が行われる見込みだ。


下位勢とルーキーたちの奮闘

11位にはアロンソが入り、12位にはレッドブルのリアム・ローソン、13位には最後のザウバー参戦となるバルテリ・ボッタスが続いた。平川亮は14位、ハジャーが15位でセッションを終えた。岩佐歩夢が16位、弟アーサー・ルクレールが17位となり、アルピーヌのジャック・ドゥーハンは19位でデビューを飾った。ウィリアムズのブラウニングが最下位となり、初のF1週末を終えた。