現在制作が大詰めを迎えている新作F1映画『F1』には、ルイス・ハミルトンが大きく貢献しており、プロデューサーのジェリー・ブラッカイマーがその働きに感謝の言葉を述べている。
「トップガン マーヴェリック」の監督が手掛けるF1映画
『F1』はApple Original Filmsの制作で、監督は映画『トップガン マーヴェリック』を手掛けたジョセフ・コシンスキーが務める。主演はブラッド・ピット、他にもハビエル・バルデム、ダムソン・イドリス、シモーヌ・アシュリーといったキャストが共演する。
物語は、一度引退したドライバーが、APXGPという(架空の)チームでF1に復帰するという内容で、多くのシーンが実際のF1グランプリの週末に撮影されている。各サーキットで、予選や表彰式の直後といったタイミング、本物のサーキットやグランプリ設備を利用して撮影が行われ、今シーズンはブラッド・ピットが本物のF1ドライバー達に混ざって演技をするシーンが幾度も目撃されている。アブダビでは表彰台でラッセル、ルクレールと共にブラッド・ピット、ハビエル・バルデム(チーム代表役とみられる)がシャンパンファイトを行うシーンが撮影された。
ハミルトンのリアルなアドバイスが映画を支える
プロデューサーのジェリー・ブラッカイマーは、ハミルトンの助力について次のように語っている。
「ルイスのおかげで、映画のリアリティを保つことができている。彼はすべてのレースシーンをチェックしていて、例えば『この瞬間では、2速ではなく1速を使うべきだ』と言ってくれる。彼は現場に来てエンジン音やギアチェンジを確認し、レースシーンを全てレビューしてくれる。そして『こういったマシンをドライブするには、体力維持が非常に重要だ』とも言っていた。その結果、ブラッドにトレーニングを行わせることになった。こうした多くのアドバイスのおかげで、映画にリアリティを加えることができた。ルイスの協力は非常に大きかった。」
映画公開は2025年6月26日
映画『F1』は2025年6月26日に公開予定。J.ブラッカイマー、J.コシンスキー、ブラッド・ピットとヒットメーカーが揃う本作は、F1ファンだけでなく、世界中の映画ファンの注目を集めることが予想される。