Appleが、2026年からのF1レース米国向けストリーミング配信権をめぐり、少なくとも年1億5000万ドル(約219億9,200万)の入札を行ったと、Business Insiderが金曜日に報じた。この情報は、この交渉に詳しい関係者の話として伝えられた。

Netflixのドキュメンタリー番組、Appleが制作した映画「F1:ザ・ムービー」が世界興行収入3億ドルを超える成功、キャデラックのF1参戦などにより、F1の観客動員数、視聴者数は拡大しており、アメリカにおけるAppleTVの視聴者拡大を狙ったものとみられる。

同報道によると、現在米国放映権を保有しているウォルト・ディズニー傘下のESPNは、このAppleの入札額に対抗する動きを見せておらず、Appleがこの権利を獲得する有力候補となっているという。

F1およびその親会社であるリバティ・メディアも、現時点でコメントを出していない。

なお、現在ESPNは今シーズン末までF1の米国放送権を保有しているが、ロイターは2月の段階で、ESPNがF1との新契約を独占的に交渉できる期間がすでに終了していると報じていた。