角田裕毅は、マックス・フェルスタッペンと比べて2ステップ遅れたアップグレード状況にあることを語った。

「少なくとも、来週のレース(ベルギーGP)ではアップグレードが使えるようになるから、それはすごく助かると思う」

「今のところ、マックスと比べてパッケージ面で2ステップは遅れているから、次のレースではその差が埋まるはずだ」

「ただ、次はスプリント週末なんだ。だから、フロアの感触を掴めるのはフリー走行の1回だけになる。それでも、全力を尽くすつもりだ」

またベルギーからは、角田がかつてレーシング・ブルズ時代に組んだローラン・メキースがレッドブルの新代表に就任。これは角田にとって、契約延長の可能性を引き寄せる好機となるかもしれない。

さらに、フェルスタッペンの契約状況にも不透明さが漂っており、メルセデス移籍の噂もくすぶっているなかで、レッドブルとしても角田を手放すのは得策とは言い難い。

仮にエースを失う事態になれば、レッドブルのマシンを知るドライバーを確保しておくことは、チームにとって重要になる。角田の成績はまだチームの期待には届いていないが、ここで彼を切ってしまえば、レッドブルのマシンを知らないドライバーを採用するリスクが高まるのは間違いない。